お久しぶりにやってまいりました、食べ頃シネマの番外編、食べシネ散歩。
食べシネでは、2015年に入って「ムーラン・ルージュ」、「シェルブールの雨傘」を鑑賞。
おフランス祭りと題して、先日は「ポンヌフの恋人」を観たのであります。
「ポンヌフの恋人」は日本では1992年に公開されたレオス・カラックス監督の作品で、
ジュリエット・ビノシュ人気がググーンと伸びた作品の一つ。
失明の危機にある画家 ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)が、家出中に出会ったのは、
ポンヌフ橋で出会ったホームレスの青年アレックス(ドニ・ラヴァン)。
恋とも愛とも括りきれない二人の関係が橋の上での暮らしで育まれていた矢先、
ミシェルの身の上にあることが起きて・・・・・・。
さぁ、これ観ながら何食べよう?
と悩んでいても埒があかないわ、ということで、食べシネ散歩に出かけることに決定したのです!
場所は新橋。
新橋といえば、サラリーマンの聖地? みたいな場所だけど、なんでなんで?
答えは簡単、「ポンヌフ」とはフランス語で「新しい橋」という意味だそうで、
だったら新橋散策しちゃいましょう!というのが今回の食べシネ散歩の始まりなのであります。
アートに始まる新橋散歩、それ、要るor要らない?
さて、待ち合わせは、新橋駅から徒歩3分ほどのところにある小さなビルにある
メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス(MMF)。
ここは、フランスの美術館や博物館の情報やギャラリー、ショップが入った情報スペース。
「ポンヌフの恋人」のミシェルは画家だったし、画集や写真集が閲覧できるのもいいじゃない!
1階、2階のショップではアートやステーショナリーを見て「素敵ね~」と普段は使わない
お上品さを声に出してみて。
プチプライスのお土産にオススメなのは、
世界の名画のポストカード&ボールペンのセット。お値段290円也。
「え!? 散歩にお土産なんているか?」って!?
では、お久しぶりでまたご提案してまいりましょう。
おフランスな食べシネ散歩が楽しくなる極意、その1
早めのプチみやげは、散歩の満足度をしっかり確保してくれる!
聖地で食べるオレンジ色のうまいヤツ、じゃなくておいしいあのお方
さて、次に向かったのは、新橋駅前ビルの1階にあるお店「カフェテラス ポンヌフ」。
ランチのゴールデン・タイム(11:30~13:00)は外していくのがオススメです。
なんていったて、サラリーマンの聖地・新橋ですから。
あっと、もとい、ポンヌフですから。
13時を過ぎても若干並ぶことがありますが、待っている間は、厨房で振り続けられるフライパンに注目。
幾度の腱鞘炎も腰痛も(たぶん)乗り越えてきたであろう、御歳・71というオヤジさまが、
黙々と料理する姿は神々しくも見えるのです。
この「カフェテラス ポンヌフ」の名物はナポリタン。
で、オーダーするのは「ポンヌフバーグ」。
濃いケチャップ味がしっかり絡んだナポリタンの上にハンバーグ。
生野菜とロールパンがついて780円也。
途中で切れ目の入ったロールパンにナポリタンを挟んで食べれば、懐かしささらに倍!!
おフランスなのに、なぜナポリタン? などという質問はこの際受け付けいたしません。
おフランスな食べシネ散歩が楽しくなる極意、その2
お店の名前が付いたメニューは、やっぱりハズレなし!
ちなみに、新橋駅銀座口を出てすぐ左の角にあるのは、「立食そば ポンヌッフ」
ヌッフですからお間違いなく。
「1分で提供 時は金なり」の貼り紙に、いったい何人のサラリーマンが救われてきたことでしょう。
残念ながらお店の名前「ポンヌッフ」の名前が付いたメニューは券売機を見る限り
見当たりませんでしたが、おフランス気分を意識するなら「キス天そば」なんていうのはいかがでしょう。
はい、失礼しましたー。
新橋から銀座へ、どこまでもおフランスにこだわって
さぁ、お腹は超満腹。
お散歩日和な日には、銀座や汐留を気ままに歩きましょう。
念のため押さえておきたいのは、銀座八丁目の博品館横の銀座新橋。
だから何さと言われても、これが新橋なのですから。
ただし、ここは安売りの「ドンキホーテ」と「スーパーハナマサ」が入ったビルの入口脇なので、
観光客の待ち合わせ場所としてごった返してもいます。
おフランスというよりは、アジアの様相を呈しています。
歩き疲れてティータイム。
入るならやっぱり今回はおフランス!ということで、
銀座3丁目の「喫茶・仏蘭西屋」へ。
「どこまでもベタね」って、ノンノン、それがいいのです。
ショートケーキは、モンサンミッシェルを思わせる姿で美味。
お紅茶はポットで、コーヒーはおかわりが無料でいただけますことよ。
お店のシックな雰囲気も嬉しいけれど、なんといっても店員さんの笑顔&対応がパーフェクト。
おフランスな食べシネ散歩が楽しくなる極意、その3
散歩の締めくくりは、やっぱり喫茶店。
自分と相性のいい喫茶店に巡り合えるよう、鼻をきかせて!
そんなこんなの食べシネ散歩。 新橋からのおフランス気分満喫編。 たまにはテーマを決めた街歩きをしてみるのもおすすめですことよ。 オル・ヴォア~ル! (Kuri)