堺雅人といえば、ドラマ『リーガル・ハイ』や『半沢直樹』で高視聴率を叩き出す、
押しも押されもせぬ実力派俳優。
2013年は、特に彼の名前を聞く機会が多かった!
そして、2012年の年末からロードショーされた映画「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」で共演した
女優 菅野美穂と結婚したのも13年のホットトピックスだった。
あやかるなら今!
おめでたいことならここから!
ということで、2014年最初の食べ頃シネマは、絢爛豪華に「大奥~永遠~」でスタート。
「徳川の歴代将軍を答えよ!」という質問が出たら、
家康、家光、吉宗、慶喜、あたりの答えがポンポンと出てきて、
綱吉は五番目くらいには名前が出るだろう。
試験問題に出題される例も多いはず。
「徳川綱吉といえば、庶民を巻き込むお触れを出したことで有名な将軍ですが、その法律の名は?」とか、
「徳川綱吉は、自身が出したお触れから、何公方と呼ばれた?」とか。
映画「大奥」は、あの大奥が男女逆転したら……という大胆な設定で人気の、
よしながふみのコミックが原作。
これまでいくつかのバージョンでドラマ化や映画化されている。
「大奥~永遠~」は、その綱吉と後に大奥総取締役となる右衛門佐(えもんのすけ)の物語。
当然、生類憐れみ令のエピソードも描かれている。
世継ぎを求められ、日々、眉目秀麗な男子と床を共にする綱吉。
政については気にしなくていいから、世継ぎを作ることにだけ専念せよと言われる綱吉。
男が将軍であれば、何人側室を持とうとも、どんなに好色家であろうとも、
すきもので片付けられそうだが、
男女が逆転した「大奥」では、そんな日々が続けばつづくほど、せつなさも加速していく。
そんな予感と余韻を感じつつ、「大奥」を見ながら何を食べる?
艶やかに黒光りする黒豆はどうでしょう。
絢爛さをもっと加えるなら、金箔なんかもちょっと乗せちゃったりして。
映画の中にも、華麗な衣装がたくさん登場するが、特に素敵なのが、物語の後半、
尾野真千子演じる柳沢吉保が、綱吉の支度に飾るべっ甲の簪。
そういえば、べっ甲の色はちょっと栗きんとんのような色だなぁ、黒豆とはお節つながりで!!
実生活でもゴールインした堺雅人&菅野美穂演じる右衛門佐と綱吉が結ばれるのを、
いまかいまかと待ちながら、艶やかな黒豆を一粒、また一粒。
最後は伸びやかで艶やかなMISIAの歌う主題歌を聞きながらエンドロールが終わるまで見るべし。
2014年、「食べ頃シネマ」もマメに更新できますように。
(Kuri)
食べシネでも利用中!