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燦燦 | 食べ頃シネマ
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燦燦

燦燦 ドラマ

これは2013年に公開された吉行和子さん主演の映画。
6年後の2019年、平成が間もなく終わる年にDVD化された。

「77歳の婚活」と聞いてどう思うだろうか?
「77歳の婚活!?」から、ひょっとしたらこの6年の間に
「77歳の婚活!!」に変わってきたかもしれない。

とはいえ、自分の身内だったら……と考えるとどうかとか、
自分がその年になったら……と考えるとどうかとかいろいろありそう。

 

鶴本たゑ(吉行和子)は、ある日、結婚相談所に足を踏み入れた。

ショーウィンドウのウェディングドレスを見てうっとりできるたゑさんはチャーミングだ。
相談所の担当には、息子の花嫁探しと間違われるが、本人は「私の人生このままじゃ終われない」と、どこまでも前向き。
そして自己PRの動画撮影に挑む。
その動画に、この映画のタイトル「燦燦」というフレーズが出てくるのだが、それを聞いた瞬間に、なんだか心がポッとなる。

たゑさんには、キュートなお仲間たち「燦燦会」のメンバーもいる。
ダンスや輪投げを楽しみ、おしゃべりしたり噂話をしたりできる彼ら彼女らとの時間だって決して嫌いじゃない。
でも、このままでいいの? とモヤモヤした上で行動を起こしたたゑさんに対して、面白がったり、諫めたり、歯に衣着せぬ仲間たちがリアルで楽しい。
そんな中、どうにも憤慨気味なのが、たゑさんの亡き夫の親友だった慎二(宝田明)だ。その理由は程なくしてわかるので、それもまた微笑ましい。

 

結婚相談所で繰り広げられるお見合いのシーンもリアルだ。
ほんと、世の中にはいろんな人がいて、いろんな人生があるよねーと、ちょっと斜に構えて観ていると、なんだか身につまされるエピソードも出て来たり、クスッと笑えたり、エッ!?と驚いたり。

そうしてたゑさんは、一人の誠実そうな男性、能勢雄一郎(山本學)と出会う。
ロマンチックなシーンと、どうしようもなく訪れる現実がサンドイッチみたいに重なって、結構、心はズキズキもさせられる。
たゑさんは、どう生きていくのだろうか。

 

実を言えば、この作品には、yuki&kuriも少なからず?関係している。キーワードは「結婚相談所 Happy End」。
まあ、それについては、このくらいで謎にしておくとして、
さて、映画を観終えた後にお茶の時間にしよう。
用意するのはオレンジジャムのブッセ。
飲み物はコーヒーでも、紅茶でも、ほうじ茶でもいいかな。
かぶりつくのはちょっと、という方は、半分に手で割って一口ずつ。
中身をどうしてオレンジジャムにしたかは、映画のラストシーンからインスパイアされたので、最後まで見ればきっと納得できるはず。

甘酸っぱさやほろ苦さを感じるジャムならなおさらこの作品にお似合いだ。
後期高齢者の方たちはもちろん、おばあちゃんと孫と見るのもいいし、青春真っただ中の若者にも見て欲しい。
そして、yuki&kuri世代(年齢非公開ですけどね)もまた、観終わってブッセ片手に思うところいろいろを語るのもおすすめ。
(Kuri) 
燦燦

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