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エクストリーム・ジョブ

アクション

2019年に公開され、韓国で1600万人が観たという大ヒット映画「エクストリーム・ジョブ」。
日本では2020年1月に公開された。コロナウィルスが世界で猛威を振るい始めた頃のことだ。
それから長く悶々とする日々を過ごし、いったいいつになったらパーッと明るい気分で行動範囲を広げて、笑って、声出して、はしゃげるんだろうと相変わらず悶々とする日々だ。

だったら映画観て、スカッと笑おう! この「エクストリーム・ジョブ」で。
この映画で活躍するのは、5人の麻薬捜査班。
彼らはトホホな5人組だ。上からはお荷物扱いされていて、もう後がない。
なんとか大きな麻薬組織を取り押さえて、名誉挽回しなければと策を練ることになる。
5人にチャンスがやってきた。大きな麻薬犯罪組織のアジトを見つけたのだ。
その向かいにあったのが、フライドチキン店。5人はここに潜入した。

しかーし、このフライドチキン店、売上げが悪く閉店することに。
とっさに「買い取ります!」と宣言したため、彼らはチキン店を引き継いで営業することになる。
料理なんて出来るはずもない面々だったが、マ刑事の実家の焼き肉のタレレシピが窮地を救った。
そう、焼肉のタレ味のフライドチキン、ヤンニョムチキンがとんでもなく旨く出来上がったのだ。

さあ、もう、このタイミングで用意しましょうよ、チキンを。甘辛タレたっぷりのチキンを。
どうせならビニール手袋とかして手づかみでワシワシ食べましょうよ、チキンを。

ほどなくして5人が経営するチキン店は大繁盛し、毎日客を捌くので精一杯。
え、捜査はどうなったのさ!!
冴えないコ班長(リュ・スンリョン)は、経営にセンスを見せ始め、懐もどんどんあたたまっていく。
値上げすれば客足が落ち着くかと思えば、むしろ話題の映えスポットになっちゃったりして。
ああ、もう、このままチキン屋になる?

観ているコチラも、チキンが相当美味しそうだから、それでいいじゃん! なんて軽はずみに思ったりしちゃうよね。
そうそう、チキンと一緒に飲むなら、真っ赤なザクロジュースはいかが?
こってりとさっぱりで罪悪感なく食を楽しめそうじゃない?

でもやっぱり彼らは麻薬捜査班なのだ。
ちょっと忘れていたけど、トホホな麻薬捜査班。
お店が繁盛したことで、麻薬密輸犯たちに近づくことが出来るけど、それは彼らを危険にも近づけてしまう。
さあ、どうする、どうなる!?

言い忘れていたけれど、彼らはトホホなのだけれど、強い。
紅一点のチャン刑事(イ・ハニ)はムエタイの元チャンプ。
コ班長は、強いは強いでも打たれ強い。
その他の面々も、個性と経験が思わぬところで活きちゃったりして強い。

クセの強い犯罪組織たちとの攻防で、ザクロジュースみたいな真っ赤な血にまみれたりもするけれど、

とにかく、スカッと笑えるから心配しないで。
さあさあ、食べて、飲んで、見て! 食べて食べて!!
(TEXT by Kuri)


エクストリーム・ジョブ(字幕版)

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