ムーラン・ルージュ

By tabecine, 2015年2月21日

テーブルに、真っ赤なアメリカンチェリーと、白のスパークリングワイン。

できるだけたくさんのアメリカンチェリーをお願いします。
わっさ~と積み上げてみたい気持ちです。

その真っ赤なチェリーを見つめていると、同じような深紅の幕が開いて
映画は始まります。
「ムーラン・ルージュ」
1890年代初頭に生まれ、今もなお存在するレビュー劇場。

賑やかで、華やかで、淫らで、美しい空間。
ムーラン・ルージュでは夜毎レビューが繰り広げられていた。
トリを飾るのはこの劇場のダイヤモンド、サティーン(ニコール・キッドマン)。
経営難を救うパトロンとして公爵に引き合わされるはずのサティーンだが、
貧乏な作家のたまごクリスチャン(ユアン・マクレガー)を公爵と間違えてしまった。
そして、二人は恋に落ちる。

見事にベタな展開です。でもそれでいいのです。
この後の展開もそうびっくりするストーリーではありません。でもそれでいいのです。

なぜいいのかといえば、この作品には大きな驚きがあるからなのです。
もう公開してから10数年の時が経過していますから、驚きとは言えないのかもしれませんが、
サティーンとクリスチャンを演じる二人、歌ってます。そしてうまいです。

公開当時、特にユアンの上手さに何人の女子が
「ユアンってカッコイイだけじゃないのね!」と目をハートにしたことでしょう。
そして、何年たってもハートに出来ることも証明されています(笑)。

映画で歌われる曲は、ビートルズやエルトン・ジョン、マドンナなど
耳馴染みのある曲揃い。

フレンチカンカンの音楽に合わせてチェリーをパクパクと。
美しいバラードが流れたら、チェリーをゆっくり噛みながら、
せつなさに身もだえしそうな時は、スパークリングワインで喉をしめらせて。

映画の中のチェリーを思わせる赤に注目しながら余韻まで楽しみたい映画です。
(kuri)