原題は「我的母親父親」だそうな。
だとすると、なんて素敵な邦題をつけたことでしょう。
「初恋のきた道」
チャン・ツィイーのあの体を斜めに傾け、はにかんだ笑顔に、このタイトルのハマること、ハマること。
チャン演じるチャオディ(若き日の母の姿)にズキュンとやられない男子などいるだろうか。
実は鮮明に記憶していることがある。
この映画が公開されていた当時、あるバラエティー番組で、ウッチャンナンチャンの内村さんが
チャオディにズキュンとやられてしまったらしく、愛あるパロディーを演じていた。
もう、この体の斜め加減と、はにかむ表情がたまらなかったらしい。
中国のとある農村に、新任の教師がやってきた。
まだ学校で学べる者は少ない時代だった。
だからチャオディは新任教師が授業をする声を外から耳にすることしかできなかった。
彼女は恋をした。
村の女は、働く男たちの昼食を用意する。
教師は、村の家を順に回り、食事をふるまわれる。
彼女が若き教師チャンユーと接点を持てるのは、そんな限られた時間だけ。
彼女の初恋は……
噂のDVDジャケットで彼女が着用している姿からもわかる通り、
寒い季節を中心に作品は描かれる。
淡く、甘い初恋だけれど、特に冬場に観るとブルルッと寒い気もしてしまう。
彼女がチャンユーのためにふるまう、きのこ餃子に注目して、
「初恋のきた道」を見る時は、鍋を用意!!
作品に登場するきのこ餃子は、いわゆる具にきのこを入れた水餃子なのだが、
ここでは、「餃子を入れたきのこたっぷり鍋」をオススメ。
クツクツとしながら、フーフー言いつつ食べれぱ、じわーっと体があたたまり、
それと一緒に心もじんわりあたたまってくる。
薬味用のネギをたっぷりふりかけて食べると良さそう。
でもお鍋によく合う七味やゆず胡椒みたいな香辛料はないほうがいいなぁ。
チャンツィイーのはにかむあの笑顔を見れば、スパイシーより、ほっこりを重視したくなる
というのにも賛同いただけるはず。
(kuri)
↓思い立ったらすぐ観よう♪