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クール・ランニング

コメディ

暑い国といって思い浮かべる国はどこ?
寒い国といって思い浮かべる国はどこ?

なぜそんなことを言うかといえば、この映画が暑い国、ジャマイカの男たちが寒い国、
カナダで活躍する物語だからだ。
「クール・ランニング」
これは、陸上でオリンピック出場の機会を逃したジャマイカの若者が、
ボブスレーでカルガリーオリンピックに挑戦する無謀だけど楽しいスポーツ・コメディ映画。
実際に、ジャマイカチームがボブスレーで冬のオリンピックに参加したという実話をもとに作られている。

オリンピック(ソウル大会)への出場が期待されていたデリースは、陸上短距離レースの決勝で
ユル・ブレナーとジュニアとともに転倒し、出場の機会を失ってしまった。
かつてオリンピックに出場し、金メダルを獲得するほどの英雄だった父を思い、
夢をあきられられないデリースは、手押し車競争で優勝の実力を持つ友人のサンカを誘い、
オリンピック出場をめざす。

選んだ種目は、冬のスポーツ、ボブスレー。
雪のない国で生まれ育った彼らは、氷上の高速スポーツにチャレンジし、ジャマイカ代表となった。
かつてボブスレーの名選手だった男をコーチに迎え、
凸凹チームの冬の陣がはじまる。

あぁ~、香ばしい醤油の香りがしてきたよ。
この映画のお供に用意するのは、焼きとうもろこし。
ともうもろしの明るい黄色は、ラスタカラーの黄色。
ちなみにラスタカラーの黄色は、太陽を表す色だ。

焼きとうもろこしにかぶりつく前に、あらためてそのカタチをみてみると、
なんだかボブスレーの形に見えてきちゃったりして。
アツアツの焼きとうもろこしを、頭から、お尻から、真ん中から、
とにかく気取らずに食べよう。

クール・ランニング!と掛け声をかけて、ソリを漕ぎ出すチームメンバー。
レゲエのリズムの中で生まれ育った彼らが、氷上で自分たちらしさを失わないための
呪文みたいな掛け声。
「さぁ、漕ぎ出そうぜ!」「気楽に行こうぜ!」そんな意味で良さそうだ。
だから、焼きとうもろこしを食べてる最中は、歯に実がはさまっても気にしない、気にしない。
「まずはムシャムシャっと食べてしまおうぜ!」

彼らを応援するジャマイカの人たちの表情もみどころポイント。
あぁ、いいなぁ、行ってみたいなぁ、ジャマイカ。

そんな風に思っていて、本当に行ってしまったのは、何を隠そうワタクシ(kuri)でして。
初めて行った海外旅行先が、ジャマイカだったという嘘のようなホントの話。
ホテルにはユルみたいなポーターがいたし、
ビーチにはサンカみたいなドレッドヘアのバーテンがいたしね。
え、どうしてそんな思い切ったことが出来たのかって、
それはやっぱり、クール・ランニング! って気分になったからでしょう。
(Kuri)




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